この世界の片隅に

摂津峡
 映画「この世界の片隅に」を観てきた。美しい水彩画のような絵で、絵の好きな主人公のすずさんとその家族が戦争の中で生きてゆく姿をたんたんと描いている、すばらしいアニメだった。ぜひたくさんの人に見てもらいたいと願う。
 原爆投下の広島と空襲に明け暮れる軍港呉がその舞台だ。終戦の頃自分の父親は呉の海兵団にいた。当時19歳だった父は原爆の時広島へ部隊が救援に行ったけれど、上官の食事係でもあったので自身は行かなかったそうだ。でも広島から避難してくる人々の焼けただれた姿のことは子供の僕にも話してくれたことはあった。機銃掃射の様子も聞いた。生死は紙一重。でも子供の理解でしかなかったので、今から思えばもっと父の話を聞いておけばよかったと思うが、致し方ない。
 先日生徒にこんなことを話した。戦争のことなどさまざまなできごとはほとんど他人事かもしれない。実際身内にそうした経験をもつ人は少ないかもしれない。でも人はつらい悲しくひどい経験は語りたくないものだし、幸運にも生き延びることができた人の子孫がここにいるのだと。伝えることは難しいのが当然かもしれない、僕らだって「戦争を知らないこどもたち」って言われてたんだから。
 絵は大阪府高槻市摂津峡 (23×30cm)

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

POOR ARTIST

Author:POOR ARTIST
POOR ARTIST「下手でも楽しい」というのが信条です。水彩画や音楽も、アマチュアらしく「描いたり演奏したり」楽しむのが理想です。いろんな分野が混じってますが、ホームページの続きとして始めました。

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR