リトアニアのカウナス

カウナス広場
 学年末の生徒のレポートの中に「杉原千畝とカウナス」を取り上げたものがあった。カウナスの町を思い出そうと画像を検索していたら見覚えのある絵が出てきた。自分とよく似たスケッチだなと思ったら自分の絵だった。昔ホームページに載せてたものだが、なんらかの説明をつけていたので検索にひっかかるようになったのだろう。リトアニアには合唱団の演奏旅行でリガやタリンに行ったあと立ち寄った。2006年のことなので、絵も12年前のもの。旧市街は整備されていて美しい街並みだった。
 杉原記念館も訪ねたが、驚いたのは東京の高校でここへ修学旅行に来てる学校があるという。テーマの絞り方がすごいと元歴史の高校教員は思う。一度はアウシュヴィッツも訪ねねばとずっと学生の頃から考えてきてて、具体的な企画もあるんだけど、当然ながら気が重い。さてどうするかな。

カウナス遠景
カウナスの町を一望するところからのハガキ絵。幼稚園か小学校だろうけど、壁の絵が実にかわいいい。おしゃれだ。

カウナスの窓
民家の窓もかわいい。古いけどおしゃれだ。
カウナスの窓2

旧市庁舎と教会。いずれもハガキ絵にしたもの。当時はデジカメの初期で残っている写真データは大きくても数百バイトのもの。今のものとは比較にならないが、修正のソフトも進化してるので、利用して絵にしていこうと思ってる。今描くと全然違うものになりそう。
カウナス旧市庁

カウナスの教会

 

ちょっとだけ長浜

長浜の夜
 先日長浜へ出張、夕方終わって帰る前にもう夕方だったけど駅周辺を歩いてみた。何度か来てるが人影の少ない夜もまたいい雰囲気だった。ちょっと一杯、と通り掛けの店に入っていけばなんとなく歳相応のふるまいなのでしょうが、残念ながらそうした習慣がないというか、ひとりで入っても間が持たないというか、まさかまさか居酒屋で本読むわけにもいかないので、結局カメラもって歩くだけになる。今回の収穫は、カメラのISOをあげたら夜景でも撮れることがわかったことだ。陽が落ちてからでも灯りがあるところは写真が残せるとなると夜景の絵が描けるかも、と思ってためしにやってみた。きれいには描けないがそのうち何枚もやってたら描けるようになるかもしれない、と希望的観測。ここは妙法寺、前日からの雨で水たまりができていた。門はあって壁がなく、境内は駐車場になっていた。(20×28cm)
 長浜はこれまでに何枚もはがきサイズの絵をかいているのでついでにアップ。
長浜とらや食堂
 かつて駅前ちかくにあった「とらや食堂」今はない。自分ではもっとも気に入ってるハガキ絵のひとつ。初めて長浜に行ったとき見つけてこの町が大好きになった。
長浜黒壁スクウェア
 はじめて行ったのは「黒壁スクウェア」と街づくりをスタートさせた頃だった。
長浜大通寺裏
 大通寺境内で休憩、最初来たときはなんて立派な寺院がこんなところにあるんだと思ったが、伏見城の遺構とか。
長浜焼き鯖寿司
 お昼ご飯は焼き鯖寿司、これは迷わなかった。

歩き回る楽しみ

フィレンツェ サンタクローチェ教会裏
フィレンツェ市内を一日中歩き回る。バスの一日乗車券を買っておいて、いざとなればバスで周遊。いくつかの教会や美術館をはしごして、サンタクローチェ教会へたどり着いた。路地から鐘楼をのぞむところでスケッチ。日曜日だったので教会周辺にはミサを終えた人たちがたくさんいた。ここでスケッチをしていてふと見上げると2階の部屋から若い男女がのぞきこんでいた。(F6サイズ)

青山南『60歳からの外国語修行ーメキシコに学ぶ』 を読む。おもしろい。この手の本はもう買わないつもりだったが、本の帯に「ラジオ講座の挫折の果てに」とあってついひかれてしまった。たまっていたテキストは全部捨てたが、ロシア語以外はぜんぶ手をつけたが、だいたい4、5月号で挫折、10月復活すぐにリタイアのくりかえし。先日あまりの聞き取り能力のなさを嘆いていたら、英語の先生に「だいじょうぶです、使わないんですからできないのも当然です」とやさしくなだめてもらってたくらいだ。この本にはどのようなきっかけでその単語やフレーズ、言い回しが身についたかも書かれている。本文中に、外国語になれるのにメロドラマを見るか歌を聴く、歌うのがいいとあって、そういえばアルゼンチンタンゴの歌とか歌おうとしてたこともあったと思い出し、書棚の辞書も出してみた。もっともクリスマスの頃はやっぱりシャンソンはフランス語だ、と思っていたのだから、今回も勉強するのはおもしろそうだ、で終わりそう。
もう一枚はシエナ(F6)
シエナ2

サンジミニャーノにて

サンジミニャーノで
 2018年最初の絵。お正月はほとんどどこへもいかず、家で楽器を弾くか、絵を描いて暮らしてた。おかげで朝寝坊が習慣化して、このまま永遠の眠りにつくのではと思ってしまう。最近よく夢をみるのだけど、自分で言うのも変だが、なかなかよくできたストーリーが多い。登場人物、話の展開、場面転換など、どうしてこんなことを思いつくのか不思議だ。だってふだん何も考えず、思いつくこともなく過ごしているのに、考えたって出てこないのに、である。書き留めていたら短編小説か脚本のひとつでも作れるのではと思う日もあるのだが、そこはそれ結局ほとんど忘れてしまうので、また思いだせないのでプラスマイナスゼロなのだ。おかげで現実と夢の区別がつかなくなることもなく、夢が特別いいことでも悪いことでもないので損得にも関係なく、また眠りにつくことができる。冬休みも明日が最後。早起きにもどさなきゃ。
 絵はサンジミニャーノの町でのひとこま(F4サイズ)

あけましておめでとうございます

明けましておめでとうございます。
年末フェイスブックに次のような投稿をしたので、ここにも載せておきます。
「年末、介護保険被保険者証というものが届き、とうとう介護される側に至ったかと自覚。これからは、怒ってばかりいないで、自分にやさしくしてあげねばとも。「絵がきちゃない」とか「また弾き間違えた」とか、「また忘れ物か」とか。もっとほめてあげないと伸びないか。
 今年一番の出会いは、6月、50年ぶりで中学校の恩師田中公道先生にあったことだ。80歳の今も現役のテノール歌手として活躍されていて、そのリサイタルが大阪であった。長く芸大の教授もされていたけれど、プログラムには出発点となった僕らの中学校時代の、歌手をめざされていた時期のことがいっぱい書かれていた。吹奏楽部の顧問で、「これはいい曲じゃぁ」と音楽の楽しさやわくわくする思いを生徒のぼくらに伝えてくださったことを今でもよく覚えている。自分の音楽の原点になってるとも思う。
 すばらしい声と情熱あふれる演奏で、たくさんの聴衆に感動をもたらされていたが、先生によると音楽は「情熱を語り伝えること」、そして加齢によっても絶え間ない工夫でより前進できるとのこと、そのとおりの舞台だった。終演後お話ができて、今も音楽やってるの?と聞かれて「ギターやチェロを」と答えると「じゃぁ、またどこかで会えるね」と言ってもらった。 
 書いているうちに年が越えた。まだ健康なので今年からは恥ずかしがらずにより積極的に音楽や絵画の活動をすすめたいと思う。できるできないの問題より、するしないの方が重要かと思って。というところで、あけましておめでとうございます」

昨年アップしようと思って、しなかった2枚。もったいないから再利用。1枚目はサンジミニャーノ(サイズSM)
サンジミニャーノ

2枚目はシエナ(サイズSM)
シエナ


今年最後の1枚

インスブルグ午後5時
 歳末総決算、描きかけの絵を出来はどうあれ来年に残さぬようフィニッシュまで。
最後になったのは、インスブルックの街角での1枚。訪ねたのは昨年の秋だったのでもう1年以上経ている。
鉛筆の下書きが残っているので、それをもとに写真を参考にして描くのだけど、
描き始めてからもかなりの時間放置しているので、なかなかうまくはいかない。
描きたいと思った時から意欲が持続しているうちにフィニッシュまで、来年こそ。(39×18)

ついでに箕面での1枚(サイズSM)
箕面の秋

今頃紅葉の絵

神峯山寺紅葉
 いつも紅葉の時期を逃してしまい紅葉らしい絵はほとんど描いたことがなく、もっともむずかしくてうまく描けないからではあるんだけど、今年こそはと出かけたのがこの神峯山寺。期待にたがわず清楚な感じの素晴らしい紅葉だった。いろんな種類の色模様があり、しかも樹木の背丈が高く凛とした姿勢がどの木にも見える。次は冬景色かな。(F6)

能勢酒造

 ついでにもう一枚。能勢町吉野(F4)
これは去年の秋のもので1年近く放置してたことになる、と書こうと思って当時の写真データを調べたらなんと2014年11月だった。行ってからしばらくして描き始めたはずだから実に3年。絵の出だしがうまくいきすぎて中盤から描きすすめるのが怖くなったからだろう、いつも後半になると失敗してきたなくなるから。こんな生き方でいいのだろうかとまたたいそうに反省して、ともかく描きかけのものは年末総決算、あと1枚あと4日。

10年前のスケッチブック

 絵の中に2007年とあるのでちょうど10年前ということになるが、ノーマンロックウェルの絵のまねをしてよく水彩で描いていた。練習のつもりで画集の絵を写していただけだが、その頃のスケッチブックを取り出してみた。クリスマスを描いた「The Discovery」という有名な絵の模写が途中で中断したままだったので、続きをやってみた。10年も放置してあったので紙は湿気でだめになっていてまったくだめだったが、遊びのつもりで(いつも遊びだが)描いてみた。このスケッチブックは、元同僚の人から、絵を描いておられたお父様が亡くなられて残された未使用の何冊かをいただいたものだった。ようやく使い切るところまでいった。
 描いた当時は自身のホームページに著名な絵の模写をアップするなんてもってのほかと思ってたが、こうしたことも絵を描く楽しみでもあるので、3枚だけ取り出してみた。僕はロックウェルの絵が大好きで、アメリカが好きなわけではないがロックウェル美術館になら行ってみたいと思ってるぐらいだ。ぜひ画集などでロックウェルの絵をどうぞ。

「The Discoverry」 クリスマスパーティでうちに来てた孫が、「きょうは早く帰って寝なきゃ」っていってた
ロックウェル模写「The Discovery」

「フットボールヒーロー」は、ロックウェルが自伝の中で「いつもスポーツのできる奴の勝ちなんだ」と言っているそうで、絵や音楽ではもひとつでやっぱりスポーツ選手がもてるんだよな、という絵かな。賛成。
ロックウェル模写「」フットボールヒーロー」


「締め切り日 The Deadline」も同感。いつもぎりぎりで仕事してた。なんとか間に合わせてきたと本人は思っているが、さてみんなはどう思ってたか。間に合わせの人生。
ロックウェル模写「締め切り日」

サンタが街にやってきた

サンタの夕暮れ
 先日高校教員として活躍している3人の卒業生と飲む機会があった。ひとりは高校卒業以来なので実に16年ぶり、文化祭やHRなどいろんな思い出話に花が咲いて、楽しい話がたくさんできた。なによりみんな立派になって頼もしいし、うれしかった。転勤して久しぶりにクラス担任になった時の生徒で、僕も多少調子にのってたころで、12月24日は学校では終業式の日、クリスマスカードを作ってプレゼント、式から教室に戻ったら机上にカード、と考えてほんとに実行した。以来この時期になると1枚だけサンタの入ったイラストを描くことになってる。うれしかったのはそのことをよく覚えてくれていて、雪景色の後ろ姿のサンタの図柄まで覚えてくれてたことだ。これまで描いた分はなぜか全部後ろ姿で、今回もそうなった。ここ2,3年は手元に残ってる分を子育て支援センターあゆみにこの時期だけ飾って、活用している。

もう一枚は、フィレンツェの街の中

フィレンツェ

ライフイズビューティフルのロケ地アレッツォ

アレッツォ
 イタリア映画「ライフ イズ ビューティフル」は何度も観た。よく学期末の授業時間を利用して映画をみる機会をつくったので、チャップリンの「独裁者」「おろしあ国酔夢譚」などはほとんどのせりふは覚えてるし、これもそうした作品のひとつだ。ただしテーマ音楽が流れるだけでも泣けてしまうし、教室の後ろでわからないようにしているが、ずっと見続けることはなかなかできない。レパートリーにしようと出版楽譜をフランスから取り寄せたくらいで、すばらし映画だと思ってる。この映画のロケ地がアレッツォで、さすがに映画に出てた広場に立つと、ふだんの旅行では自分の記念撮影などしないが友人にたのんで撮ってもらった。ユーモラスだが感傷的で、やさしいが勇気があって、イタリア人らしい主人公とこうした映画を作り続けるイタリア人が大好きだ。
 このスケッチは旧市街をひととおり歩いた後、ちょっと城壁の外側へ出たところ。(F4)

ついでに公園でみかけたおばあさんのハガキ絵、「3ユーロだよ、3ユーロ、まったくこの頃は物価が高くてやってられないね。」、って言ってるんだろうか。
公園で見かけたおばあさん